21世紀の社会のしくみをデザインする

できるだけ多くの人が安心して快適に暮らせるユニバーサル社会を実現するために1998年に創刊された雑誌です。ユニバーサルの考え方や最新事例を紹介しています。

ユニバーサルデザイン

38号発行:2016年11月25日
価格:2,160円(税込)

《特集 1 》
新しい都市像としての
「ヘルスケアシティ構想」

「地方分権」という言葉は1970年代に使われだした言葉であるが、それは地方分権一括法として制度化され、地方の自立が進められるきっかけとなった。
社会のしくみの大きな変化を意味するものでもあった。「まちづくり」という言葉が一般的に使われるようになったのもこの時代である。地方が独自にそのアイデアと創意工夫を駆使し、自立して地域を運営していくという時代の幕開けであったといえる。
以来、まちづくりはコンパクトシティ、スマートシティなど数々のモデル事業、実験的なプロジェクトの集積を経て、さらに充実した地域振興施策としての活動として具現化される可能性を生み出してきている。
本特集で紹介する「ヘルスケアシティ構想」は、主に人口25万人から30万人の地方中核都市を対象とするもので、「健康」を核とし、少子高齢化社会における医療と福祉の充実、多様なライフスタイルへの対応、箱物を新たに造るだけでなく、既存のストックを成熟させ、循環させ、発展させることを大きな目的とする「新たなまちづくり」の構想として提言しているものである。
特集1では、本誌のコーディネートによる座談会につづいて、ヘルスケアシティ構想の全容を紹介する。

《特集 2 》
企業プレゼンテーション
ヘルスケアシティ実現のために

ヘルスケアシティ構想を具現化するためには、対象となる地方中核都市、大学等の研究機関、そして、さまざまな技術やサービスのノウハウを持つ企業の参加による産官学のコラボレーションが欠かせない。
市民の意見を取り入れながら、さまざまな関係者が知恵を出し合い、これまでにない発想で推進していくことが必要だ。
特集2では、ヘルスケアシティ構想に賛同する企業のプレゼンテーションを紹介する。地方包括ケアシステム、省エネ、地方創生、さらに心地よさや快適性といった安心して暮らせる環境づくりについて提案する。

編集長インタビュー
全世代が活躍するチャンスを
具体的に提案する
独立行政法人地域医療機能推進機構理事長 尾身 茂

世界の健康都市「フィリピン」

自治体フォーラム
茨城県笠間市 山口伸樹 市長
埼玉県川口市 奥ノ木信夫 市長
香川県高松市 大西秀人 市長

その他
●連載 ユニバーサル健全デザイン
など

ユニバーサルデザイン38号のプレビューイメージ 1
ユニバーサルデザイン38号のプレビューイメージ 2

ユニバーサルデザイン38号の表紙

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